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先端メディア学 ・先端メディアゼミナール 「先端 Procedural Animation」

先端 Procedural Animation

本授業では、CG映像のなかでも「ビジュアルエフェクト(VFX)」分野で用いられる様々なシミュレーション手法を,論文輪講を通して理解し,実際にそれらが実装されているソフトウェアを使用しながら体験的に習得していきます.

担当教員:菊池 司

教室:Zoom によるオンライン・リアルタイム


授業概要

本授業では,CG映像のなかでも「ビジュアルエフェクト(VFX)」分野で用いられる様々なシミュレーション手法を,各種 CG ソフトウェア(3ds Max,Maya,Houdhini,RealFlowなど)を使用しながら学びます.

パーティクルベース,およびグリッドベースの流体シミュレーション,FurやClothのシミュレーションなどにおいて,具体的なアルゴリズムを理論的に学ぶと同時に,実際の CG ソフトウェアではどのように実装されいるのか,どのような表現の違いと可能性があるのかなどを,論文輪講と作品制作を通して理解・体験していきます.


到達目標

授業終了時の目標は,「ビジュアルシミュレーションに関する専門的な知識を有し,かつCG映像制作に関する“ジェネラリスト”になれる基礎を身につける」です.さらに,新しいシミュレーション手法を自ら考案,実装が可能となる応用力を身につけることを目標とします.実際に考案した新しいシミュレーション法は,積極的に外部発表を行います.


授業方法

SIGGRAPH などのトップカンファレンスに採録されている論文を輪講すると同時に,様々な CG ソフトウェアを実際に使いながら,論文で提案されているアルゴリズムが実際にどのように実装されているのかを体験しながら学びます.

流体シミュレーション,Fur,および Cloth シミュレーションを「3クール」に分け,それぞれにおいて論文の輪講と CG ソフトウェアでの演習を相互に繰り返します.演習は毎回「ハンズオン」形式(1人1台のPCを使用しての個人作業)として,少人数制で行います.そのため,ノートPCは必携です.


履修上の注意

累積GPAに受講資格の制限(累積GPA2.7以上)がありますので注意してください.制限に関しては,学務課に確認してください.


準備学習

予習と復習,および授業時間以外での自主学習(論文調査や CG ソフトウェアのオペレーション学習など)は必ず行ってください.


成績評価方法

3 クールそれぞれにおける論文調査の「レポート課題」と最終作品を,それぞれ30%・70%の割合で総合成績に反映します.60点以上を単位認定要件とします.


教科書

特に指定はしません.授業に必要なものはデータとして配布します.


参考書

特に指定はしません.授業に必要なものはデータとして配布します.


授業計画

第1回:本授業に関するガイダンス.自己紹介とmoodle の使用状況確認
第2回:流体シミュレーションに関する論文調査(第1回:パーティクルベースシミュレーションに関する論文輪講)
第3回:流体シミュレーションに関する論文調査(第2回:グリッドベースシミュレーションに関する論文輪講)
第4回:流体シミュレーションに関する演習(第3回:演習)
第5回:流体シミュレーションに関する演習(第4回:課題作品制作)
第6回:Furシミュレーションに関する論文調査(第1回:論文輪講①)
第7回:Furシミュレーションに関する論文調査(第2回:論文輪講②)
第8回:Furシミュレーションに関する演習(第3回:演習)
第9回:Furシミュレーションに関する演習(第4回:課題作品制作)
第10回:Clothシミュレーションに関する論文調査(第1回:論文輪講①)
第11回:Clothシミュレーションに関する論文調査(第2回:論文輪講②)
第12回:Clothシミュレーションに関する演習(第3回:演習)
第13回:Clothシミュレーションに関する演習(第4回:課題作品制作)
第14回:最終課題制作
第15回:最終課題発表会と合評


2024年度前期受講希望者用説明会

下記の日時にて Zoom でのオンライン説明会を実施します.
日時:2024年4月10日(水)12時00分~(30分程度の予定)


説明会に参加を希望する学生は,「4月8日(月)」までに菊池までメール(kikuchitks(AT)stf.teu.ac.jp)してください.(AT)はアットマークです.
メールのタイトルは「先端メディア説明会参加希望」とし,本文に学籍番号と氏名を必ず記載してください.
折り返し,Zoom のミーティング ID とパスワードをお知らせします.

なお,履修条件は「累積GPA2.7以上」となります.



What's New

  • 【学内・メディア学部2年生・3年生向け】2024年度前期「先端メディア学・ゼミナール:先端 Procedural Animation」の説明会情報を公開しました.詳細は「授業に関して」ページから,先端メディア学・ゼミナールのページをご覧ください.
  • 菊池研究室2015年度卒業生・宮脇巧真君の卒業研究作品「Crossing Tokyo」が,「第20回文化庁メディア芸術祭」において「審査委員会推薦作品・エンターテインメント部門」に選出されました.詳細はこちらをご覧ください.
  • 論文「セマンティックスコア法による映画予告編映像制作手法」が,芸術科学会論文誌 Vol.15,No.4 に採録されました.詳細はこちらをご覧ください.
  • 菊池研究室からの研究論文が平成27年芸術科学会最優秀論文賞を受賞しました.詳細はこちらをご覧ください.
  • 論文「水中砂塵のプロシージャルアニメーション」が,芸術科学会論文誌 Vol.15,No.2 に採録されました.論文はこちらからご覧いただけます.
  • 論文「ミニチュア映像におけるミニチュア感要素の抽出と観察者の感性との相関に関する研究」が,芸術科学会論文誌 Vol.15,No.1 に採録されました.論文はこちらからご覧いただけます.

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