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Procedural Animation

Procedural Animation(プロシージャル・アニメーション)での成果画像例

Procedural Animation とは

「プロシージャルアニメーション」とは,アニメーションのモーションを物理シミュレーションやビジュアルシミュレーションなどによって, アルゴリズムで自動生成しようとする試みのことです.

自然物・自然現象やキャラクタなどの運動を「クリエーターが手間をかけて作るのは大変っ!」という場合,インプリメントされたアルゴリズムによって コンピュータにそのモーションを自動で生成させることにより,リアルなモーションをクリエーターの手を煩わせることなく再現しようとする技術です.

このプロジェクトでは,「自然物・自然現象」や「キャラクタ」,「食べ物・飲み物」などを対象とし(もちろん,これだけではありません), これまでにない新しいプロシージャル技術を開発することが目的です.


テーマ:自然物・自然現象系

自然物・自然現象のビジュアルシミュレーション例

近年注目されている技術のひとつに,自然景観の映像表現などに利用するCG技術,すなわち“自然のCG”技術があります. 自然のCG技術に関する研究には,個別の自然現象の表現法に関する研究が要求されます. また,屋外景観などをCGで表現する場合には自然を含まない景観を探す方が難しく,幅広い応用分野が考えられるため, この“自然のCG”技術は,CGにとって必須の技術であると言えます.

「自然物・自然現象」をテーマとしたプロシージャル技術開発には,以下のような対象が考えられます.
もちろん,これらに限定されるものではありません.

テーマの例
雲のビジュアルシミュレーション キーワード:粒子ベースによるシミュレーション,形状コントロール
雪崩のビジュアルシミュレーション キーワード:MPM,流体現象,粒子ベースによるシミュレーション
火炎のビジュアルシミュレーション キーワード:火炎旋風,流体現象,延焼
地すべりのビジュアルシミュレーション キーワード:粒子ベースによるシミュレーション,流体現象,植生(根)の考慮

テーマ:人間・キャラクタ系

人間・キャラクタ系のビジュアルシミュレーション例

近年,表現力が増している人間やキャラクタのアニメーションですが,ニーズが高い分,さらなる技術開発が望まれる分野です.

体全体のモーション生成法から,髪の毛や皮膚の詳細な表現力向上に関する手法など,様々なテーマが考えられます.

テーマの例
頭髪(毛)のビジュアルシミュレーション キーワード:状態遷移(雨で濡れる,乾くetc.),経年変化(抜け毛・禿げる,白髪になるetc.),マッチング(似合うかどうか)
表情のビジュアルシミュレーション キーワード:キャラクタ設定,性格による表情の違いと表情筋シミュレーションの融合,異なる表情のミックス
キャラクタのアシンメトリー化 キーワード:ノイズブレンディング,愛嬌,アシンメトリーによるナチュラル化

テーマ:食べ物・飲み物系

食べ物・飲み物系のビジュアルシミュレーション例

CGは工業製品や建築物などの人工物の表現を得意としている反面,人間が調理した料理や飲み物などの表現手法は意外なほど未だに発展途上であると言えます.

特に,人間が「美味しそう!」と感じるための要素である”シズル感”を考慮した食べ物・飲み物のプロシージャル技術は,様々な分野に利用可能な技術となるでしょう.

”シズル感”とはどのような要素に影響を受けるのか?などの,「人間の感性」を考慮した食べ物・飲み物のプロシージャル技術の開発を目指すのが,このテーマの目標です.

テーマの例
てんぷらのビジュアルシミュレーション キーワード:バブル,衣や素材の状態遷移,シズル感
ビールのビジュアルシミュレーション キーワード:粒子ベースによるシミュレーション,流体現象,バブル,シズル感
チョコレートなどの状態遷移を考慮したビジュアルシミュレーション キーワード:状態遷移(溶ける,固まる),シズル感,MPM


What's New

  • 【学内・メディア学部1年生・2年生向け】2021年度後期「先端メディア学・ゼミナール:先端 Procedural Animation」の説明会情報を公開しました.詳細は「授業に関して」ページから,先端メディア学・ゼミナールのページをご覧ください.
  • 菊池研究室2015年度卒業生・宮脇巧真君の卒業研究作品「Crossing Tokyo」が,「第20回文化庁メディア芸術祭」において「審査委員会推薦作品・エンターテインメント部門」に選出されました.詳細はこちらをご覧ください.
  • 論文「セマンティックスコア法による映画予告編映像制作手法」が,芸術科学会論文誌 Vol.15,No.4 に採録されました.詳細はこちらをご覧ください.
  • 菊池研究室からの研究論文が平成27年芸術科学会最優秀論文賞を受賞しました.詳細はこちらをご覧ください.
  • 論文「水中砂塵のプロシージャルアニメーション」が,芸術科学会論文誌 Vol.15,No.2 に採録されました.論文はこちらからご覧いただけます.
  • 論文「ミニチュア映像におけるミニチュア感要素の抽出と観察者の感性との相関に関する研究」が,芸術科学会論文誌 Vol.15,No.1 に採録されました.論文はこちらからご覧いただけます.

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